日本人の多くは「契約自由の原則」を御存じないようです。

売買契約(店と客。売る人と買う人)ももちろんこれに基づきます。

「迷惑な客」「失礼な客」「何か勘違いしている客」などを店側が拒否したり
注文を受けなかったり「出入り禁止」にしたりしても良いのです。


「契約自由の原則」
①締結の自由(契約をするかしないかは当事者たちの自由である)
②契約内容に関する自由(契約内容をいかなるものにするかは当事者たちの自由である)
③相手方選択の自由(いかなる相手と契約するかは当事者たちの自由である)
④契約方式の自由(契約の方法は当事者たちの自由である)

「お客様は神様です」的な対応をしているのは、そして世の中のほとんどの人がそれを「当然」と勘違いしているのは、たぶん日本だけかも。

日本では、迷惑な客も実際多いので、接客業をしたがらない人たちが多いのも、まあ当たり前です。

店側も「客だから」と誰でも相手にすることもない、ということです。

「日本の常識は、世界の非常識」とよく言われますが
日本って、いろんな意味でガラパゴス化しちゃってるところのようです・・。

私は今モナコ(フランスの中に位置してます)におりますが、
昔は日本しか知らなかったから、「世の中こんなもん」と諦め絶望していたけれど
日本しか知らないと多分いろいろ絶望しやすいかも・・と思います。

日本は世界的に見て特殊な点がたくさんあります。(良い意味でも悪い意味でも)
「日本が特殊な国」ということを知っておくのは、生きていくうえでとても大事なことかもしれません。

日本では、自殺する若者がとても多いですが、日本しか知らず他国を知らないまま
無知のまま絶望して死んでいくよりは、その前に一度くらい海外出て見て
いろいろ知ってよく考えてから、自分のことをどうするかを決めたほうがいいんじゃないかな~と思っています。

(できれば海外留学かワーホリが理想かも。
なぜなら観光旅行だったり日本人の友達との旅行だと、現地の人たちに触れる機会も
特にそれほどなく、いろいろな社会経験をすることもなく、海外の実際のことを
特に何も知らないまま単なる旅行で終わってしまいがちなので。
ただ海外来るなら自分を危険から守るくらいのことは必要ですよ。
治安の良い日本とは違うし、海外来るなら自分のことは自分で守って当然です)


「お客様は神様です」的な対応をしているのは
そして世の中のほとんどの人がなぜかそれを「アタリマエ」と思っているのは
たぶん日本だけかもです。

店側も「客を選んだほうがいい」ということでつまり
「当然ながら客を選んでいい」ということなのですね。

そして
商売を続けていくなら、たぶんお客は選ばないといけないんじゃないかなあ・・
と私は感じています。

でないと商売がやりたくなくなるからですね。

(現在モナコにおりますが・・ちなみにヨーロッパだと店の人が客を選ぶ、時に拒否するのは、まあ割とよくあることかもです)

もし相手が嫌がることをすれば、距離置かれたり嫌われてしまうのは当然のことです。

さらに日本は男尊女卑の国。今も昔も男女平等なんて単なる建前にしか過ぎません。

それどころか「男女平等」を男性の都合よく解釈し、社会的に弱い立場の女性たちを
苦しめる男性たちの何て多いこと。

「お客様は神様です」と「男尊女卑」のダブル攻撃の場合、ほとんどモンスター化していて
こういう人たちが女性に嫌われるのはごくごく当たり前のことなのですが、
ご本人には全く自覚がなく、ご自分を正当化してくることがほとんどなので始末に終えません。

というわけで、一般的に日本では、妙な勘違いをしている人が多く
特に女性に対しやたら偉そうな人たちが多いし、無知ゆえにおかしなこと失礼なことを
当然のようにしてくる人たちも、とてもとても多いなあとも感じています。

ですから日本はモンスターカスタマーがとても多いのでしょう。

それも「自覚なきモンスターカスタマー」の何て多いこと。

無知ゆえです。「ご存じない」のですね。

日本って、すごい勘違いをしていて、しかもそれを「当然」と思っている人たちが、とにかくものすごく多いところだと言うことについては、たぶんよく認識しておいたほうが良いだろうと、私は思います。


【店長ブログ】にもそのことを書きましたので良かったらお読み下さい。

◆「契約自由の原則」を知らない人が多い。「お客様は神様です」的な対応をしているのは、そして世の中のほとんどの人がそれを「当然」と思っているのは、たぶん日本だけ
http://blog.livedoor.jp/hsp_ko/archives/51955318.html



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